歓声と熱気に包まれたeスタジアムなんば本店。2024年11月30日、大阪の名所をデジタル空間に再現したFortniteマップを舞台に、小学生5チームがプロeスポーツ選手のコーチングを受けながら、バーチャル空間での競技に挑みました。
コーチとして登場したのは、世界大会で活躍する実力派のプロ選手たち。赤チームのStainコーチ、白チームのPolsコーチ、青チームのHurtコーチ、緑チームのVaNiShコーチ、そして黄チームのWindowコーチが、それぞれのチームを熱くサポートしました。
プロのeスポーツ選手と小学生がタッグを組んだ新時代の運動会
日本のeスポーツシーンを牽引するプロ選手がコーチとして待ち構える中、ENTER FORCE.36のユニフォームに身を包んだ5チームの小学生たちが真剣な表情で入場。オープニングでは、緊張した面持ちで各チームが意気込みを宣言しました。
「よーい、スタート!」の掛け声で幕を開けた第一種目は、大阪城を再現したフォートナイトマップ「大阪城 SHOGUN’s Castle」でのコイン集め。金鯱や石垣まで精巧に作り込まれたデジタル空間で、2人1組になり90秒間コインを集めていきます。驚いたのは子どもたちの上達の早さでした。プロ選手が大会で使うようなキーボードとマウスを数分の内に使いこなし、コーチ陣からも思わず「すごい!」という声が漏れました。我が子が真剣な眼差しでモニターに向かう姿勢に、観戦する保護者たちも思わずスマートフォンを構える手に力が入ります。
第二種目、大阪城トライアスロンをデジタル空間で体験できる「OSAKA CASTLE SPEED TRIATHLON」では、水泳、バイク、ランニングをリレー形式で競争。スピードはもちろん、選手交代のスムーズさも試されます。「がんばれ!」「もう少し!」とチーム全体で声援を送る様子が印象的でした。
第三種目は「eシューティング」。オリンピック種目にも選ばれた競技だけに、子どもたちの真剣さも一段と増します。5つの的を制限時間内で狙う緊張感に、会場全体が息を呑む場面も。プロ選手顔負けの正確なショットも飛び出し観客を沸かせました。
競技を終え、コーチ陣は「ゲームの中でどんどん上手になっていく姿を見るのが楽しかった」「選手同士で自然と助け合う姿が印象的」「ゲームが初めての子もいたが、チームメンバー同士で教えあっているのが良かった」「あまり子どもに教える機会がないので緊張したがいい経験になった」と振り返ります。
MCを務めたeスポーツキャスターのモーリーさんは、「最も印象的だったのは、順位に関係なく互いを称え合う子どもたちの姿でした。
特に第5位のチームへ送られた温かい拍手には、胸が熱くなりました」と当日の雰囲気を語ります。
さらに「家庭ではなかなか体験できない大会の緊張感や、チームで戦う楽しさを通じて、子どもたちが自然とコミュニケーション力を育んでいく様子が見られました。
これこそが、eスポーツの持つ教育的な価値だと実感しています」と付け加えました。
最後に、この大会を主催したMeta Osakaの代表 毛利英昭は「このeスポーツ大運動会を通じて、子どもたちが将来、オリンピックやワールドカップで活躍する選手になってくれることを期待しています」という言葉で締めくくりました。
今回の「eスポーツ大運動会」はeスポーツの可能性を広げるだけでなく、子どもたちの心に「チームワーク」「挑戦」「思いやり」の種を植える機会となりました。デジタルの力で、スポーツの新しい未来が、ここ大阪から始まろうとしています。
子どもたちが主役の「こども万博mini」も同時開催
会場内では、子どもたちが主役となる「こども縁日」や「キャスター体験」、防災メタバースのワークショップなども同時開催。ヨーヨー釣りや射的などのこども縁日にはeスポーツ選手も訪れ、子どもたちとの交流を楽しみました。
開催概要
イベント名:eスポーツ大運動会×こども万博mini
日時: 2024年11月30日(土) 第1部 12:00〜13:30/第2部 14:30〜16:00
場所: eスタジアムなんば本店
主催:株式会社Meta Osaka共催:株式会社リンクス協力:ENTER FORCE.36、eスタジアム株式会社
対象:小学生
参加人数:30名(6名×5チーム)
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